マンション売却体験記③ 少し安くても、安心を選びました。

前回、

「どんな人が、この家を買ってくれるんだろう」

という気持ちが出てきた、と書きました。

最終的に私のマンションを購入してくださったのは、

一般のお客様ではなく、

マンションを買い取り、リノベーションして販売する不動産会社でした。

そのままでも住むこともできるマンションでしたが、

「本当にこのまま次の方へお渡ししていいのだろうか。」

「これから先も、快適に安心して暮らしてもらえるだろうか。」

そう考えるようになりました。

そこで、

「もし自分が買主様だったら」

と考えてみたんです。

設備は大丈夫だろうか。

見えないところの配管はどうだろう。

購入してから何か不具合が起きないだろうか。

長く住んでいた私だからこそ、

気になるところもあります。

そして、出した答えが、

少し価格が安くなったとしても、

一度、買取業者さんに買い取ってもらおう。

というものでした。

作るプロに必要なところをきちんと直してもらい、

次の買主様に安心して住んでもらう。

その方が、

私自身も安心して、手放せると思ったんです。

もちろん、

売主としての私にもメリットがありました。

一般のお客様へ仲介で売却するより、

売却価格は安くなります。

その代わり、

設備の不具合や配管などについては免責としていただき、

その後の心配を抱えずに売却することができました。

価格を取るか。

安心を取るか。

①を書いた頃の私は、

少しでも高く売りたいと思っていました。

でも、自分自身が売主を経験して、

最後に私が選んだのは、

「少し安くなっても、安心して売る」

という方法でした。

売主である私にとっても安心。

そして、

これからこの家を買ってくださる方にとっても安心。

その間に入って、

家をきれいに生まれ変わらせてくれる会社がいる。

そう考えると、

私にとっては、とても納得できる売却でした。

余談ですが、

旧我が家はフルリノベーション完成後、

すぐに次の買主様に気に入っていただけたそうです。

長く暮らした家が、綺麗に生まれ変わり、

また誰かに気に入ってもらえた。

売主として、それは嬉しい出来事でした。

高く売ることだけが、

良い売却ではない。

自分が何を大切にして、

どんな形なら安心して次の方へ渡せるのか。

自分のマンションを売ってみて、

そんなことを改めて考えることができました。