お風呂に入れば3つの効果

温熱作用

血のめぐりがよくなることで、酸素や栄養を含んだ新鮮な血液が全身をかけめぐり、血液中の老廃物や二酸化炭素が運び去られます。つまり、老廃物でいっぱいのドロドロ血液がサラサラに変わる体内変化が起きているのです。全身浴でじっくり温めるからこそ起こる現象で、シャワーだけでは効果は下がります。皮膚の毛細血管や皮下の血管が広がり、血流が良くなります。それにより体内の老廃物や疲労物質の除去、コリがほぐれ疲れが取れます。

また、内臓の働きを助け、自律神経をコントロールする作用もあります。腎臓の働きもよくなり、利尿作用がはたらきます。

そして、入浴の仕方によってはヒートショックプロテイン(HSP)が生成され、細胞が活性化し、免疫力アップも期待できます。

静水圧効果

お風呂でも、水圧を受けます。

この圧力はウエストが3~6cmも細くなるほど!

それが身体にどういう影響があるのでしょう?

この圧力で、足にたまった血液が押し戻され、心臓の働きを活発にし、血液の循環を促進します。

また、腹部にかかる水圧が横隔膜を押し上げて肺の容量を減少させるため、空気を補うために呼吸の回数が増え心肺機能が高まります。お風呂に入ると「ふぅ〜」と息がもれることがあります。これは、お腹やお尻が水圧で縮む静水圧によるもの。この作用が全身への穏やかなマッサージ効果を生みます。水圧で末端に滞っていた血液や体液が心臓に押し戻されるので、むくみの解消にも効果的です。

浮力作用

お風呂に浸かると、体重は約9分の1程度になります。普段体重を支えている筋肉や関節は、その役割から開放され、緊張からくる脳への刺激が減少します。常に働いている筋肉や関節への負荷が減り、浮遊感によるリラックス効果も期待できます。

入浴のコツは40°以下の15〜20分程度入るのが良いようです。しかし、お風呂に20分も浸かるのは少し退屈してしまいますね。本を読めば湿気でお気に入りの本は湿ってしまうし、スマホは落としたら怖い。そんな時に便利なグッズを紹介します。

浴室テレビ

退屈しないグッズと言えばなんと言ってもテレビではないでしょうか。お風呂でゆっくり好きな番組をみれば20分なんてあっという間に経ってしまいます。

バスルームは密閉されているため携帯の電波が入り難いケースも多く、防水のテレビだと置く場所がないので蓋の上に置くなどスマートではない。

壁掛けテレビなら安心。

バスルーム照明

浴室照明の中には色を変えられる物もあります。一般に住宅照明用として流通している蛍光灯の色の種類は下記の5タイプがあります。昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色。

 

昼光色は白く電球色になるほどオレンジ色になります。

その効果は白い光ほど集中力が上がりオレンジ色になるほどリラックス効果があります。

浴室掃除は白色でささっと済ませて、入浴時はオレンジ色の明かりで更にリラックス効果を高めるのが良いでしょう。